Top / ゲーム:刀剣乱舞、その16

ゲーム:刀剣乱舞、その16

Last-modified: 2015-09-16 (水) 05:19:04

ゲーム:刀剣乱舞、その16

6月13日めも。

日本の中世6の『都市と職能民の活動』を読了、うーん、やっぱり研究途上の分野なのか結論部分がないのですが、鋳物師(いもじ)や遊女、馬子が中世の終わりの頃までには揃って地位を転落させていたというのはなにか共通の要因があるんだよな。
鋳物師、遊女に関してはこれ、神に近い存在だとされていたんだよね。
馬子に関してもそもそも成人であっても童形をしていて、幼名で呼ばれていたというところを見るとやっぱり同じような存在なのかな、という気もするんですが。
(いや並びで同じ文脈だと判断したけど、本では明言されてなくてw まああれ、中世というタイトル時点で初心者向けではないのはわかっていたけど、論文集に近いなぁ。)
 
あと、極めて個人的に気になったのが職がもともと「シキ」という読みで、意味がどうも特殊技能全般に近く、この漢字として「色」「式」なども使われていた、ということなんですが、ひょっとしたらちょっとずつ心当たりあるかも。
例えば「式神」の神は私は使役されるというニュアンスで受け取ってたんですが、これ「式」単体でも同じ意味で通用するんだよね、その場合に術という意味かなぁ、と漠然と考えていてものの、どちらかというと職(技能)からの転用のほうがしっくり来る。
色はあれ、「雑色」って呼称があって私は下人だと思っていたんですが、下級役人でもこの名の地位があるんだね(これはまあこのルーツって認識でいいかなと)。
とはいえ、性に関わる色という表現もこの辺からの転用ということもあるのかなぁ、これはまた別なのか微妙。ていうか色ってもともとどういう意味なんでしょうね、職の置き換えだと今とはだいぶ違っててよくわからないや。式もだけど。
というか、鋳物師はわかったよ、刀鍛冶は金工に分類なのか地位はどうなのか…。

6月14日めも。

大阪城地下イベント100階制覇しました万歳ヾ(*´∀`*)ノ
なんかもう潜ってるうちにだんだん目的が変わってきてしまいまして、19人の【真剣必殺】出しましたよ、皆脱がせるって言ってるけどね!! あまり脱がない方もいるよ!
(江雪さんの露出度が上の弟君の普段着と同じ?! とか言ってごめんなさい。)
まああれです、50階は一応当日行けたんですけどねー。
100階制覇したらなにか貰えるらしいので楽しみにしています、そしたらあとはもうひたすら6-2だなぁ、だいたい18000くらいの資源が、ええと、15000になっていたりするみたいな?(特に検証とかは休んでないです普段通り、6-2は一日休んだ)
手伝い札は始めた時点では620枚くらいあって、今590枚くらいです。概算。
50階まではひたすら【岩融】さんとご一緒してまして、そっからは短刀1脇差1大太刀1で、太刀2打刀1、もしくは太刀1打刀2みたいな感じ。
金槍にはもう付いて行けないので軽傷だとぽんぽんイベントに突っ込んでしまっていた感じですねー、短刀だけは毎回直していたものの、レベル50くらいの子も入れてたし。
んで、太刀は中傷になったら部隊長にして脱ぐまで回すー、みたいなことを。
 
地味に燭台切さんを脱がすまでに30階くらい降りました…1回おきに入れていたので15階くらい降りたのかな、あんまり攻撃受けないし、受けてもダメージ少ないし生存高いし、いち兄はもういいんだよ君普通に使ってても脱ぐし!! みたいなこと言ってすみません、あと梃子摺ったのが兼さんかな、中傷になっても脱がないし! ガード硬かったよ。
燭台切さんはあれだね、ガードっていうか刀身が硬かったみたいな。
打刀脱がせるのも大変だったんだけどへしさんが薬研くん脱いだら脱いだ、はははww

6月15日めも。

『古城の風景(5』を読了、てか「北条の城」ってわりに北条氏出てこないなー、と思ってよくよく考えてみたら北条早雲絡みの話をさんざん読んでいたじゃない!? ということに自分でびっくりしていたりしました、ええ。
この方になにかいいイメージがあるんだけども、なんのイメージだろうか、大河で脇役として出てきたりすると正直記憶にきちんと残らなかったりするよなぁ…。
あくまで城が主体となって語っていく本なので時代が前後すること自体はわかっているんですが、それにしても北条早雲が応仁の乱よりも前の誕生で、主に出てくるのが武田勝頼だったり徳川家康だったりしたので、だいぶ時代が違うような。
いや、代替わりしていてそっちにも触れられてたんですがどうも薄かった…。
私あれです、北条早雲とそのお姉さんである「北川殿」しか記憶に残っておりません、なんとなく美人なような気がするんだよね、と言われると、私もどうも静かな人だったような印象があって、そのイメージもわからないでもないんだけど、本当に元ネタどこww
てか、このシリーズ読んでて足利将軍が出てきたのは初めてだったんじゃないかと思うんですがよくよく見てみたら基本的に東海地方のみ回っているんですね、そりゃさすがに「室町殿」の出るような隙はなかなかないね?
 
出来れば城に関しての知識もちょっとずつ溜めて行きたいな、と思っているので、まあ今の時点では読み流し、ということを考えていたんですが、残っているものが少なかったり、地形に関しての言及があんまりないせいで人物ばっかり溜まっていく感じの。
うんまああれだ、人物覚えておいたら城やる時にも刀やる時にも有効じゃないかな、と思うんだけどね、エッセイは読み流してもいいからいいや。

6月16日めも。

『日本刀おもしろ話』福永酔剣を読了、古い本なのでまあ著者名まで書くと検索上位に来る気もするんだけどね!(ブックレビューのブログのほうは案の定検索2位だったよ)
まああれ、最終的な結論として、逸話の来歴が怪しいものが集められたの? 的な感じだったのですがそういやこの本に出てくる刀って最近読む本だとほとんど逸話見ない…。
「童子切安綱」ってなにを切って童子切なのかとずっと思っていたんですが、酒呑童子かよ、でも酒呑童子よりもあとに刀作られたと見るしかない、らしいです☆ 説明の仕方を読んでいる限りでは結構派手にズレてる、あー。
ていうかこの逸話っていつどこでどうくっ付いたんだろう、田村麻呂が酒呑童子を斬ったという記録も特にない、とかその辺はまあさて置くとして。
正直、酒呑童子の逸話くらいは聞いたことがあるものの前後の詳しいこと知らなかったんだけど一体どう処理すればいいのか現代人には厳しいのかもなぁw
ちょっと嬉しかったのが藤四郎吉光が出てくる逸話があったことなんですが、当時の逸話って残っていたりするのかなぁ、なんかせっせと刀打ってたんですけどね(んで、ずっとお使いしてる下人がぽやー、と見惚れてたって)(一生懸命頼んで刀作って貰ったのにお前には不相応って取り上げられててちょっとむかっとしたかな)。
てかさあ、藤四郎って基本的に魔剣なのか、作った端から妙なことしでかすと見られていたのか、という感じの逸話だったんですが、あの逸話もいつのものだか怪しいww
 
んー、ただなあ、この辺の話も一回ちゃんとまとめたほうがいいんじゃないのかな、そもそも刀の逸話っていつどういう理由で付けられるのかも含めて気になる。
【蛍丸】は正直特に破綻してるという指摘もなかったんだけど、なんで載ってたんだろ?

6月17日めも。

『原色日本の美術(21 甲冑と刀剣』読了、この本そのものは佐藤寒山氏を検索した時に引っ掛けたんですが、よく考えたらこないだ読んでた文化省監修の『国宝(8 刀剣』のほうも文責確認しておけば良かったかなぁ、いや、調べようとしたものの確か文化省が表に立っていたんだっけかな? まあいいや、もう一冊あるのでそっちで見てみよう。
(この『原色日本の美術 甲冑と刀剣』小学館、も『国宝 刀剣』毎日新聞社もですね、定期的に刊行されてるので二つずつの版がそれぞれ図書館に所蔵されてました。)
 
刀剣の歴史に関しては今まで読んでいた通史とはちょっと違うように思えたので最初は真面目に読んでいたんですが、これは、正直曖昧な部分をかなり雑にまとめてあるのねw
いや、今までは人によってだいぶ前後していた人物が全部同時代人になってたのでこのざっくり具合もけして間違ってはいないとは思うんですが、なんかこの書き方だと全国的に一斉に著名な刀工が現れた時期があったみたいだなー、という雰囲気に。
本音を言うと「黎明期がなく、いきなり成熟期」になってしまった感はありました。
まあでも、どこの派閥を先にしてどこを後にするかってのは特別な根拠があるわけでもなさそうだしなぁ、私は各説を集めてそれぞれの方に順番の意味を聞きたい気持ち。
で、あと土を使った刀の作り方ってのがこの本で始めて理解出来たような気がするんですが、刀身の部分に土を厚く塗り、刃の部分に土を薄く塗ることで熱を刃の部分に集めて刃をぎゅっと凝縮させて堅くする、というのでちょっとびっくり。
あれこれ、刃の部分が堅くてそれを峰までの部分を柔らかくさせて受け止めるみたいな認識していいんでしょうか、うっわあ、それはまた繊細…。
そして刃との境い目が一番硬くなり、そこに出来るのが刃紋だってさ。うへえ。

6月18日めも。

『金・銀・銅の日本史』読了、雑駁に言うと「鉄の歴史」を知りたかったのですがむしろそっちが主流であってこの金銀銅やその他合金の類は脇道、鉄は加工がしにくく、精鉄技術は難易度が高い、まあこの本の中でも障りだけが触れられていたんですが、ある意味で鉄の登場ってそのものが文明の小さくない一ページだよなぁ。
いやまあうん、こんなこと書いてても刀工の歴史を調べたかったんですけどね?
中国では金工の一部に武器製作が含まれているというような文面を読んだことがあるんですが、日本では多分これ違うんじゃないかなぁ、あくまで刀工ではなく刀装という単位で語られていて、さらにこの刀装の中から廃刀令ののちに「金工として独立した」みたいなことが語られていたのでその時点では良かったんですが今これを書きながら頭が混乱w
 
この本の収穫は金銀銅の歴史としては装身具や貨幣などがわりと不可分として存在していて、鉄はどうも登場の段階でちょっと関わりがあっただけではないのかな、と思えるところかなぁ。
鉄の技術史より以前の金属加工そのものがどうも日本にはかなり周辺国から発展した形で入ってきたのだろう、技術者という単位で訪れていたのではないかという節があって、なんとなく時々記録や記述がすっきりしないことになるのはどうもそのせいもあるんじゃないかって気もする。
加工技術に関してはそんな感じなのですが、採掘に関しては結構ちゃんと発達してるんですよね、どうも日本の金属に関してはわりと精度が高い状態で存在していて、そこまで精製の技術がいらなかったってのもあるのかな。
ここは金銀の交換比率が世界的に珍しい(銀が豊富で相対価値が低い)ってのが示してたりするよね、明治の頃に痛い目に遭ったってのもその一例ですが、昔からあったのね。

6月19日めも。

腰が痛いです、今日は21日です、6月です同じ月です(ここの日付けは基本的には全くアテにならないんですが一応だいたい数日単位で1ヶ月離れたらさすがに日付け飛ばす予定、単なるモチベとかノルマ付けみたいな感じ)。
なんか今の時点で「2人め」が出てないキャラみたいなの書いていたんですが、どうも微妙に結論がなかったというか、普通に【小狐丸】と【三日月宗近】とあと【蛍丸】くらいですね、ドロップしたことないキャラは他にいたかなぁ…【岩融】は一時わりとぽこぽこ来てたものの鍛刀でしか来たことないかな?
ただあれ、【優性配合】実装よりも前に出してるので今となるとどうなるのかなぁ、というのがよくわからない、攻略Wikiで検証作業に参加してたんですが、集計人の方が根を上げてしまわれたので残念でした(悪戯なんかもだいぶ増えてたみたいだしなぁ)。
てか、よく考えたらレア太刀関係はこの検証作業中にちまちま来てたんだよな。
6-2を回るようになってからなんか長曽祢さんや浦島くんは来るようになりましたよ、あそこめっちゃ検非違使来るしな、編制が夜戦仕様になってないまま来るので短刀メインだと上手いこといくと無傷ですみます☆
今までの苦労は一体なんだったんだよ感、うんまあいいんだけどね。
 
ゲームで全く苦労ないと正直飽きるし、あんまり苦労が多そうだとしばらく休む感じです、手を引くこともあるけど、今はまあまあモチベが続いてるかなぁ。
なんというか私、多分人に与えられたゲームを含めて20作やったことないし、続いたのって艦これが多分ドラクエ3以降ですね、各艦の速度反映が実装されたら戻る予定。
なにをしているのかというとだいたい本読んでます、本とゲームは両立したい。

6月20日めも。

『講座・日本技術の社会史(5 採鉱と冶金』を読了、そういやこれ、かなり前から読むつもりで予定していた本のような気もするんですが、いや明治初期の産業という観点で、まさか近世以前のほうに興味が出てくるとは…、みたいな感じ。
すんごく大雑把に言うと発掘中心で語ってる方は野だたらに関して「銑」鉄というちょっと質の低い鉄の話しかしてなかったんですが、ああ、あくまで銑鉄は副産品であって中心部分にはもっと精度の高い鉄になっていたんですね。
だがしかし、鋼というのにはちょっと足りないのかなぁ、難しい。
前にどこかの本で「玉鋼」というのはわりと最近、確か近代くらいになってからの表記なので気を付けろよー、ということが言われていたんですが概念としては「和鋼」の継承で物自体は存在したって考えてもいいのかな?
この和鋼とか玉鋼ってのが野だたらの中心部分で出来たのかなー、と捉えているんですが今の時点ではなんとも言えない。ていうか野だたらでは精度がわりと高い鉄が取れるって言ってたのに銑鉄の話しかしてないよどうなったの!!
みたいな感じに心配していたんですが、どうしてあそこで語られなかったのか。
多分理論的には中心部が高温になってある程度の精度の鉄が取れることはわかっていたものの、あくまで発掘品の中になかったから触れにくかったのか難しい。
 
なんかねー、中世~近世のパートではなくて近代に触れてる方のところで和鋼ってのがあるんだよんみたいな軽い感じで触れられてて始めて安心しました。
日本のどこでも砂鉄は取れたものの、炭の移動はしにくい砂鉄のほうを移動していたんじゃないかな、という結論かな。ところで精鉄は農民がやってた認識でいいのか。

6月21日めも。

『古代の鉄と神々』読了、とりあえずあれでした、野だたら(露天たたらと同じものって認識していいのかなぁ)とたたら炉はどうも全く別のもののようでした、本当にありがとうございました、読み間違えたんだか本が書き間違えたんだか不明だけど気にしないことにします、いやでも、たたら炉と農民が結び付いてる段階で変だとは思ったんだ…。
 
てかあれだね、農民がやってたのが露天だたらで、田んぼなんかでやっていたようなんですが、ここから出来るのが褐色鉄ってことでいいのかな?
(褐色鉄がここからさらに精製出来るか出来ないか、というのは意見が別れていたものの、成功したらしいです、まあ効率的ではないんだろうけどねぇ。)
で、この本の中で語られていた露天だたらの時代の頃には特に農民と鉄関係の職人との対立構造はなかっただろうものの、のちに大規模化した時点では争いもあったんじゃないのかなぁ、と言われてましてわりと納得。
だよなぁ、そもそも農民が小遣い稼ぎみたいにやってたらそれを買い取る職人がいたんだろうし、砂鉄を燃料である程度の高温にして、というのが田んぼに害なわけがないもんね、対立構造があるとしたらどう考えてもそれよりもあとの時代だよね。
で、この辺をぽちぽち読んでいてなんとなく考えてたんですが、中世の初期には神聖なものとされていた鉄関係の職工が、中世の終わりまでには地位を転落させていたらしいってあれ、ひょっとしてこの辺の関係なのかなぁ。
いわゆるこのたたら炉の段階になると農民ではとても可能なわけがないし、いわゆる国や地域単位で管理されてのお抱えの役人に近いような存在ってことになるわけで。
上手く言えないものの、少なくとも神秘的な印象はなくなりそうだよね…?

6月22日めも。

前日の21日分の続き、『古代の鉄と神々』はそもそも鉄関係の技術でもって神話の中のエピソードを読み解く、というようなことがメインの本だったんですが、正直なところ日本神話そのものがだいぶごっちゃになっているのでちょっと半端な印象だったかな、と。
ただ、武威の神とされていたり、穴と結び付いていたり蛇とかそのもの金属の神とされている辺りに鉄との関係が伺える可能性が、というのは十分ありうることだよなぁ。
あれだよね、鉄器の登場と騎馬兵の登場ってどう考えても戦の歴史の一大エポックだし。
鉄に関してはいささか過剰に扱われていてもそんなに不思議ではない気もする。
 
んであと、日本にはどうも「青銅器時代がない」ということが言われているらしいんですがこれは青銅のほうが低温加工がしやすく、その分強度がない、ということになるのかな。世界史においてはこの青銅器時代を経て鉄の時代に行くというのが定説なんですが。
日本の場合はどうも自然に鉄が塊となる「スズ」という現象や(植物の葦が鉄を集めて球体にするっていう話、でいいのかな?)、その鉄を熱加工しなくても鍛造、叩いて伸ばすという技術によって使用することが出来たらしく。
それで鉄の精製加工技術が入る前から日本独自の鉄の文化があったのではないか、ということが語られてました。
で、ただ、青銅というとわりと存在が知られている銅鐸(楽器じゃなかったらしいと言われてるあれ)やその銅鐸と一緒に埋まっていた銅剣の存在が結構広範囲であったりするんですが、これもあれだよな、日本に青銅器時代がなかったんだとしたら確かに実用品ではなかったわけで、そもそも最初から祭事用ってことになるのか…。
それがスズを呼ぶ祭事かどうかは別として、もうちょっと研究されて欲しいなぁ。

Tag: とうらぶ
(ゲーム:刀剣乱舞、その16)