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大河:花燃ゆ(2015年)、3

Last-modified: 2015-10-18 (日) 20:35:34

大河:花燃ゆ(2015年)、その3

21 決行の日

前話のラストで英国公使館(で、良かったっけ、大使じゃないよねこの時代)の焼き討ちというところで終わっていたのでてっきりその余波から始まるのかと思っていたら、高杉さんが久坂さんを煽るに煽って結局一緒に決行することに成功!! みたいなところで終わってしまっていたということになるのだと気付いて脱力しました。
結果が、知りたいです、結果が。
だが正直、この回の終わりには「長州藩による単独の攘夷」ということになったので、成功したとは言い難いのだろうかだからその辺、推測するのではなくてわかりやすいように明示して欲しいです。
 
というか前話見る前に前にこの回を先に見てしまった時に、まさか焼き討ち事件に関わっていたなんてことを予想する隙もなかったです。ええもう。
そして前の回で三条実美さん(正直、一昨年の『八重の桜』で名前覚えたよ、でもあの時点ではただのろくでなしのイメージだったよここ2年で印象変わったね!!)(こっちのほうがいいと思う)が口の中に出来物が出来ているのではないか、と久坂さんに助言してくれた女郎さんが久坂さんに接近してることになってるんですが。
あ、なんだ、最初からちゃんとスパイだよ、ということは示されていたのか。
当人がめっちゃお堅いからか周囲が心配している様子がないのがなんとも言えません、普通ああいうお堅い人は道踏み外したら一気に行くんじゃないかって思われるものじゃないのかでも確かになんとなくわからんでもない!
ただこの回は、攘夷は無茶だ、政治的な駆け引きでなにが変わるかっていう高杉さんの意見に賛同だなぁ。でもなーんにも反抗しないってのが正しいかな、とも思いはするかなぁ。

22 妻と奇兵隊

どうしても私、大河を意識するようになったのが『八重の桜』からなのでついつい比べてしまうんですが幕末で女たちが手伝わざるを得なかった、というのは多分全国的な風潮だったんだろうなぁ、ということを見ながら考えていたんですが。
だいぶあれ、会津とは違うね?! というのが面白かったなぁ。
当時は禁止されていた絹の着物(江戸の資料でも時々出てくるけど、要するに贅沢品の象徴だよね、ところが絹以外でまともな着物作る必要が出来るという…)を着てくることを許可したので、皆張り切ってやって来たってww いやぁ、どうも微妙に説明足りないことが多いな、と思いながら見てたのでこれは快挙でした、すんごくわかりやすかったww
 
ええと、この回は20話で久坂さんが唱えていた「破約攘夷」からの流れの一貫、と見ていいのかな(破約攘夷自体は一旦話としては流れたけど、多分この表記からしても思想に近いよねこれ、要するに攘夷の目的そのものが不平等条約の撤廃目的)(正直どちらかというと現実のほうに若干だけど近付いた気がする)。
前話で勇ましく攘夷の狼煙を上げたものの長州一藩のみしか参加がなく。
あっという間に反撃にあって、大慌てで文さんたちのいる萩の地でまで対策を考えなければならなかった、というのが「男たちが攘夷結構のためにいない状況」と女たちの参戦ということになるのか。
んで、高杉さんが唱えたのが奇兵隊、これは幕末の出来事としてたまに聞くんですが農民を兵にする、という発想ですよね。奇兵隊そのものの存在はわりと報われることなく潰えてしまった、とは聞くものの、発想そのものは新しい時代の礎になったとかいう。
ところで【下関戦争】って単語思い出せなくて苦労しました、皆覚えてないww

23 夫の告白

大雑把に申し上げてこの回はラストの段階で「ここでかよ、このタイミングでかよ?!!」ということにほとんど全てを持っていかれたような状況だったんですが、あれですね、どこかしらで久坂さんが女スパイに「手を出す」こともある意味で仕方ない、と思ってたんですが(文さんには申し訳ないながら、だいぶ細かいところで精神的にも助けられてたからなぁ)、裏切られて情報を薩摩に流されて彼女から自分を斬ってくれ、と詰め寄られての結果だとは正直全く思っていなかったよ、なんでそんなことになるんだよ!!
ところでなんの情報が流れてなにが失敗したんだったか、というのが曖昧です。
ええとあれか、徳川家を京都御所に連れて行こうとしたんだっけなんだっけ、いや逆でした、今久坂さんたちがいるのが京都で、孝明天皇を行幸させようと画策させてたのか、なんか幕末の政治的な動きって全然頭に入らないんですよね。
(ほとんど結実しないってのもありますが、象徴的な意味合いが崩壊しつつある実力主義みたいな時代にパフォーマンスをやるってのがどうもピンと来ないんだよね。)
(多分この感覚って、高杉さんが時々叫んでるのとほぼ一緒の意味なんだろうな。)
 
高杉さんの奇兵隊のほうはわりと順調、と言っていいのかな、地図を作る能力が高いということで吉田家の耳の聞こえない文さんの弟、敏三郎さんがスカウトされていたようなんですが、そういう情報廻りのことを重視するのっていいことじゃないかなぁ。
なんというか、農民主体で作っておきながら奇を衒わない感じなんだねわりと。
しかし本当に、なにがバレて「七卿」と長州が都(京都だね)を追われることになったのかがわかってないww そしてまあなんだ、久坂さんは浮気を文さんに報告しなくてもいい! と思ったけど言わずにいられないか、いっそ事情全部喋れよむしろ。

24 母になるために

あー、一昨年の大河『八重の桜』を思い出しながら公式サイトのあらすじを読んでいたんですがあれだ、会津藩が長州藩と正面から衝突して、薩摩藩が会津藩の側についていた出来事だよね? これ、政変に至るまでを長州で見て、政変そのものは会津側から見たほうが多分妥当なんだろうなぁ、そしてどっちから見てもいまいち通して理解しにくい…。
「8月18日の政変」と表記されているんですが、ところどころに出てきていた「七卿落ち」のほうがわかりやすいんじゃないですかね。
これいっそ、公家側からの視点でもいいのかもなぁ、一番わかりやすそうw
 
で、三条実美さんがまた出てきていたんですが、やっぱり今年はちょっと好意的に描くつもりなのかなぁ、というところがぽちぽち。
非常に頭が廻り、あまり信用がならないところはあるが公家の中では突出した存在だった、ということが言われていたので出来ればそうやって描写されてるの見たいですよねw
夫である久坂さんもわずかながら交流があり、失敗したもののかつて突破口のきざはしくらいにはなってくれた、ということと、そのことを知らないながら文さんが接触しようとしているって流れが嫌いでもないなぁ。
史実とかではないのかもしれないけど、そもそも七卿のために奇兵隊が借り出されて食事を作るために呼び出されたのが文さんなら、あのくらいは大河で歓迎すべき幅だと思うw
(接触そのものから無理に演出されてる時にあんまりって呟く気持ちはわかるんだよね、とはいえ、三条実美はあまり人気ある人物ではないから非難もないかな…申し訳なく。)
久坂さんと文さんは結局前話から顔を合わせることなく、ないままあれやこれやと伝言しあって養子を迎えることにしたようで、文さんのお姉さん、やっぱりちょっと好きだな。

25 風になる友

前回24回までの「覚書き」(正直、人に見せるレベルに達してないと思う、本編の記憶が残ってれば読めないというほどでもない)を軽く見直していたんですが、三条実朝と岩倉具視かごっちゃになっていました、21話の段階では間違ってないのになんで24話までの間にすっかんと忘れちゃったんだよ…。
大変申し訳ありませんでした、あれだ、あんまり頭が良いというわけではないものの、一度約束するときちんと守ってくれたのが三条実美だ。頭良くて裏切るのが岩倉具視だよ。
三条さんは当時は評価低くないんですが、さすがにお公家さんの身なのでそこまで軽率に動けず、そういう意味で後世の評価低くなっちゃったんだよね。でも、結構高位の人でなにも新政府側に加担しなくても良かったのに、少なくともきちんと話聞いてくれたって意味で評価されてていいんだよ、なので今年には是非期待したいです。
変に持ち上げられるよりもこういう端役が輝くのが大河の醍醐味だって思うし。
 
ところで最近見ながら「高杉晋作死ぬよね」「久坂玄瑞がもうすぐだった気がする」みたいなことを母と言いながら見てる感じなんですが、池田屋事件キター、今年の池田屋ちょっと広めですね、毎回微調整お疲れ様ですあと少しだけ狭いほうがいいかもです!
(でも実際の広さだと狭すぎて不思議な光景だったので今のほうが良かったです。)
すみませんお名前把握してないんですが、松下村塾のナンバー3の方が、前にも松陰さんを見捨てた、という負い目から引き返してしまい。まあ、母はあんまり評価してなかったんですが、そこまで開き直れない気持ち自体はわからないでもないかなぁ。
でも、池田屋にすら戻れないっていうのはさすがに切ない。
高杉さんは少し危なっかしさが減ってるものの、久坂さんがすごく心配になるね。

26 夫の約束

もともと久坂玄瑞さんにも特に悪いイメージがないせいでついうっかり忘れてしまうんですが(今年の大河で、というより教科書レベルで特に悪い印象はない!)、あれですね、この時期は長州がやらかしたせいで日本中の皆が迷惑しているような時期であって、その責任者が久坂玄瑞なんですね、ただ正直、他国が攻めて来るまでの責任を彼に背負わせるのなんか間違ってんじゃね? ということは思わないでもない。
(「甘いわボケぇ、まず武器買えよ!」って高杉さんがよくがなってたけど、要するに武器を買わずに開戦まで至ったっていうのは誰かが責任取るべきだとは思う、思うけど、そこは久坂さんの勘違いの問題じゃあないよなぁ、要するに押し付けられたんだ。)
で、そんな状況も知らんと文さんは家を借りに行こうとしてしまったりしたのだ、というような話なのですが。
やっぱり前後考えても挙国一致での外国との対抗を、みたいなことに奔走していただけの久坂さんも長州藩もそんなに大して関係ないよなぁ。まああれ、開戦に至った時にある程度なりと対抗してしまったのが悪いって言われたらそれは事実なんですが。
そこでなんもしなかったら良かった、てのも、なんか、うーん。
やっぱり高杉さんが正しいんだよねぇ、武器買えよ、買わないで戦無理じゃろって。
でも対抗してしまったのが久坂さんと長州だったからって、やっぱり局地の話だよな。
少なくともここの責任転嫁は特に後世に引き継がれなかったんだろうね。

ところでとりあえず、なんにも外国勢の意図や思惑が思い出せなかったし、少なくとも大河ドラマでそこを理解するのもなんなので、今度読んでみたいと思います。
この辺どうしても駆け足だよなー、いつか解決して欲しいんだけど。

27 妻のたたかい

うーん、正直すっきりしない展開だったんですが、あれですね、久坂玄瑞の死とそれがなんら事態の進展には寄与しなかった、というのは最初からわかっていたし、文さんが家を買っていたのと養子を取り上げられたのもいい。が、あとがなぁ。
高杉晋作さんのほうがよっぽどわかりやすかったよなぁ、という気も。
この人はなんというかこう、出てきたちょっとあとくらい、松下村塾に関わったくらいの頃からずっとこんな感じだよね、なんとなくいい方向に行っていたように思うんですが(久坂さんと共に)、それだけにこの人たちが幕末で散ってしまったのは残念。
ていうか、お前ら国を取るんだから、特に松下村塾とか後ろ下がってろよ?! ということは何度でも言いたかったです…、伊藤博文さん(初代総理大臣、出てきた段階で出オチだったあれも悪くない演出だった)が悪いって言ってないぞあの人だいぶマシだぞ、でもあの人がトップって段階でやっぱりおかしいんだよやっぱり。
あとあれ、下関戦争とか丸っと理解していなかった身で言うのもなんなのですが、どこからどこまでで国外勢力がどう動いていたのかももうちょっと解説入れて下さい。
番組最後のところでも冒頭でもいいからさぁ、ナレーションでいいんだ…。
 
で、そんなことと文さんの描かれ方がしっくり行かないというのはまた別の話なんですが、これどう考えても彼女が「奥勤め」になったことまでの経緯が伝わってないんだよね多分、ここでは彼女が「奥」にいる相手に言葉を伝えるため食い下がった、としている。
でもなあ、今までの話というか展開を見ていると、家人が罪を被った時にその一族が毎回辛い目に遭うってのははっきりしている。長州に特にそういう傾向があるのか全国的なものかはさて置いて、あれって、吉田家を守る措置じゃないのかなぁ?

28 泣かない女

「大奥編」とか言われていたような気もするんですが、忘れることにします。
ついったでね、これ流れて来てたんだよね、「大」奥は江戸城にしかないよねとかなんとか、ただ作中でそういう言い回しはしてないし、なにぶんにも唐突な話の展開だったし、なんともごたごたしていてわかりにくいというか。
そもそもどこに勤めてるんだかどういう地位だかわからないけど長州藩の城だ。
少なくとも荻の高杉さんとこに届け物してるってことはある程度は離れてるわけか、なんで女性が行くのかというと、まあそんなに不思議はないわな、最近荻から来たばかりの高杉さんのもともとの知り合いだし。
高杉さんの父親からという名目だったけど、文さんがこの「奥御殿」に来たところも含めてやっぱり半公的措置って気がするんだけどなぁ、明言はしないあれ。
ていうか、高杉父って何度か出てきてますが、地味に美味しいよなぁこの人。出てくるたんびにナイスフォローって感じだし、明治も生き残るのかしら。
 
まあすごくざっくり、かなり唐突な展開だし文さんとか浮くよなそりゃ(その意図の如何は無関係に浮くし疎まれるとは思う)、みたいな感じで浮いてるんですが、高杉さんが停戦条約の使者として選ばれた、ということでその装束を届けることになりまして。
で、どうなったのかがわからない、どうなったんだっけか、ていうか下関事件ってこのあとか! 今までの攻撃はそもそも名前すら付いてないんだな、という体たらく。
このお使いの代償として見習いから正規の奥勤めとなり、て段階でやっぱりなんらかの、と思うんだけどしつこいでしょうか。
今はまだ展開にぽかんとしてますが、今後新時代に藩の幕を引くのに関わるのかな?

29 女たちの園

奥御殿の話になってから正直しばしば脱落しがちだったんですが、むしろ、え、マジ、なんで?! と思うのは史実のほうが上だったんで「これは…資料もなしでドラマとして描くの大変だわ」と戻ってくることにしました。
幕府への反乱の旗頭だった文さん改め美和さんが、実際になんか奥御殿でにょきにょきと出世して、本当にその後も毛利家(この立場だとそんなに明治政府の中で扱い悪くなるはずはないよなぁ、薩摩のほうはちょいちょい妙なことになってたらしいけども)と交流あったんだよね? なにがあったんだろう。
このドラマ部分が真実を描いていた! と思うわけではないんですが、ていうか、わりと一つずつの話は悪くないんだけども、なんか連続性に欠けてて説得力があんまり感じられなかったというかエンターテイメントとしても好みからは外れていたんですが、だが史実のほうが辻褄もっとあってない!!
ので、うん、大まかに気にしないことにします。
1回ずつがそれなりに面白ければそれで割り切るよ。
ていうか、むしろこの回はずっと奥御殿に仕舞われていた道具類を売り払って、山口から萩への城移りとその際に伴う奥女中のリストラを任せられ。
屈辱的な形ではなく、十分な手当てとともに宿下がりさせようぜ、みたいなのは実に現代的でいいと思います、いやむしろいい話だと思う。
ただ、なんか現代的すぎて納得していいものかどうかわからなかったんですよ。
 
が、よく考えたら美和さん(文さん改め)のお兄さんは吉田松陰だしな?
あとむくなしさん、この後に及んで世継ぎのための腰元て、古すぎて落ち着いたよ。

30 お世継ぎ騒動!

でもやっぱりこの話いいと思うんですけどね、益体ないんだけどもさ、おはぎ作って子孫繁栄を願ってたら、「このおはぎは美味すぎるな、銀姫はこんなに美味く作れないな。でも不味いおはぎも好きだな」みたいなやつ。いいじゃんな、そういうのな人間の情としてすごくいいからあとのことはいいんだよ!!
細かいことまでよく覚えてないんですが正直、確か美和さんって本場の味を習いに行ってたみたいな話あったっけか。
いやそんなに優雅じゃなくて、働きに出掛けてたんでしたっけ。
今これ書いてて思ったけどもあんな世間知らず集団の中にいきなり職業婦人がぶっ込まれたら確かになんか全体的に変化してもおかしくないな?
ていうか、おはぎもなんかいつも銀姫でなくてもなんか素人が作ったまっずいの食べされられてたんだけども、いきなりプロの味が出てきたわけだな。
史実はどうあれ、その時にうん? と思うのは説得力があっていいと思う。
なんで私こんなフォローみたいなことしているんだかがよくわかんないんだけども。
 
で、夫婦仲はいいんだけども、前話で腰元が増やされるわ、子どもが7年も出来ないわで居場所がない銀姫のお付きの女中に美味い菓子教えて殿さまの気を惹こうぜ、みたいなこと言われたら確かに誉めてるの見てるしころっと行くわな、みたいなの。
そこに江戸幕府を敵に回した高杉さんが捕まるだ捕まらないだという話が並行してあったんだけども、奥御殿の中よりも外のほうがはるかに「馬鹿らし」かった、だって視聴者このあとの時代の流れ知ってるもん、なんか変な感じだよねぇ。
女たちが旧習からちょっとずつマシになってんのに、お偉い政治関係が馬鹿なのか。

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(大河:花燃ゆ、その3)