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雑記:とうらぶその他、45

Last-modified: 2016-05-12 (木) 04:44:01

雑記:とうらぶその他、45

3月29日めも。

『あなたの知らない茨城県の歴史』歴史新書の読了です、そろそろ認めたほうがいいような気もして来たんだけども歴史新書っていいレーベルだね!! なんというか、見た目が軽いというかタイトルがアレな感じっていうか、前々から見ていたのに忌避していたんですがそろそろ悔い改めたいと思います。
まあでも、図書館にもきちんと揃ってないからやっぱり仕方ない面も…あるよね。
 
で、主に燭台切さんが行ったとこー、みたいな下心満載で読んで本当にごめんなさい、けど雑念がないとこういう地域単位への興味ってなかなか湧かなくてね。
さすがに「江戸300藩」と続けてここまで読んでくると今シリーズがある分だけでも読んでしまってもいいかな、という気もしてるんだけどね、今度は図書館が遠くてね、ざっと駅にして3つとか4つ先とかそんな感じの。
当面秋田藩に転封されてた佐竹氏が、実はめっさ古くからこの地にいたって知ったとか、でもだいたい国が6つかそこらに別れていたのでそこまで強い印象もないかな、という気もしないでもないというか。
この本では特に出てこなかったんですが東北の押さえとして認識されている土地だ、というのは仙台藩(どどーんと石高実地で倍以上、て、御三家よりもでかいのかww)のことを指しているのでしょうか。
友人のももまんじゅうがここにちょっと詳しいのですが、えーと、なんかの銀行があるんだよすっかんと頭から抜けてますが、本当にしょうもない、本当にしょうもない、と言ってるんですよ、本当にしょうもない。
石高実際より高く報告し、見栄張った家格で生活に苦労したって、なんじゃい。

3月30日めも。

『素顔の伊達政宗-「筆まめ」戦国大名の生き様』歴史新書y025の読了ですねん、てか私よく考えたらこの人の大河ドラマめっちゃ好きだったんですけども、何度思い出しても話が無茶苦茶で正直史実として認めてなかったみたいだったんですよ。
なのでまあ、逸話は知ってるんだけどよくわからない人みたいな取り扱いしてたんですよ、だってこの人の話どこもかしこもうそ臭いじゃない申し訳ないけど。
でも、ぶっちゃけ本当にきちんとした文献に残っている、というか、手紙を書きまくる人だったんでほとんど調べが付き、かなり突飛な印象だった竜神どうのとか空也上人の生まれ代わりとかそういうのもかなり小さい頃から言われてたんだともうどうしようもないな? そんじょそこらの死後子孫が、みたいなのとだいぶ違うな。
しかも父親が目の前で死んでて、母親に毒を盛られて殺され掛けたので弟を手に掛けたとかの話なども検証されていたんですが。
伝承と検証された妥当な範囲のドラマチックさがどうにも大差なかったです、大河でこの検証見てたら途中で見るの止めてたかもしれない(幼少期ですがそんな子どもでした、大河ドラマを自分で見る分を決めて次の大河はパスしましたが、荒唐無稽だが面白くはあった、みたいな記憶でした本当にすみません)。
 
というか今年2016年の大河でも出てくるのかなー、伊達政宗さん、ちょっと楽しみ、てか、長宗我部元親の娘がお気に入りの侍女だったとか、大阪夏の陣で対決したはずの真田信幸の息子が臣下にいてどうにかこうにか逃してたとか、本当になんなんだよこの人、しかもちゃんと記録に残ってるしww
うんまあ、重要度ともかく、人気あるのわりと自然だったわ!

3月31日めも。

『日本の美術54 城』を読了、したのですが、えーとまあ、正直なところこの方には多賀城の前身が多賀柵だったらしいとか、大宰府の防衛機能や、美濃に見付かったというこの二つの遺跡と似た構造の遺跡とかの話をして欲しかったなぁ、と思ってしまうのですがつい、要するにあくまで城を軍事拠点として捉え。
そこに見せる要素があとから付け加わったのだ、という観点の本でした。
読み終わる辺りでなんか最近の研究も盛り込まれてないし、とつい考えてしまったんですが(なにしろ昭和45年だし、仕方ないよ)、よく考えたらまず城ありきという観点じゃないところが良かったんだな、忘れてました。
てか、普段わりと文献メインのところの人たちを見ていると実物の研究を中心で進めてる人たちがすっきりしていていいな、と思ってしまうんですが、いざこういう残った「物」を研究してる人たちだとやっぱり文献中心で考える人のほうがわかりやすいんだよな、多分あれ、中庸にわかりやすい領域があるってだけなんだろうな…。
 
ちゅうかあれです、特に気に入ったのは天守閣だの門だのの構えを別にそんなん本質ではないよね、見せるためのもんだよな、みたいに切り捨てていた部分ですね。
別にそれはそれで全然構わないんですが、見せるための部分をまず城の本質として語られるとやっぱりなんかこう、ピント合わないもの見てる気分になるしねー。
そういや前に「天守閣は最後に君主が切腹する場所」と説明している古い本があったのを見たことがあったんですが、ああ、なんかそういう話があったのか。これ今の本だと全然出てこないので詳細がよくわからないんですよね。
わりと年配の人だとまだ知ってる気もするんだけどね、どこで言われてたんだろ?

4月1日めも。

『日本の美術98 室町彫刻』の読了ですん、さすがにあまり芸術の心の持ち合わせのない人間にも、ここまで似通った作品をずらずらずらっと並べられると今までのシリーズの中でそれぞれの著者さんが「なんでこんなことに」と嘆き続けていた惨状というものがわからないでもないんですが。
正直なところ、あの極端に似た形状ってこの後、やたらと数が増えていくことと無関係ではないのだろうし、それにねぇ、実際形としては綺麗なんですよね、なんかもう、大量生産品みたいなちょっとした完成度があるというか。
詰まらん!! と言われたらそう思うけどね、現代で言う「判子絵」だよねあれ…。
 
が、要するに完全に技術として完成したから大量生産が可能となり、多分個人でも発注することも出来、それを取り入れて多少の工夫と共に素人仏師のような存在が奈良に現れ、座が形成され、という展開があったんだと思うと、美術的にはともかく工芸というジャンルで考えるとすごく興味深いよね。
この技術を使えば日常使いの木製品への彫刻なんてのも普通に行われるようになっていくだろうしなぁ、仏師なのに人形の依頼まで受けて(京都仏師が興福寺との関係を保つための努力、と評されていましたが)、みたいなことを言われてましたが、要するにそういう細々っとしたものも作れるようになってるってことだよね。
銘を刻むこともなくなるだろうし、そもそも仏師の地位も落ちるのもわかる。
それ以前の段階から、禅宗の彫像彫刻だとか、鎌倉新仏教のもう偶像崇拝を必要としない寺院が増えたなんていう事情もあったんでしょうが、まあ、全体的に時代の流れかなぁ、ここから始まる工業として捉えた造詣関係の本も読みたいよね。

4月2日めも。

『日本古代中世史』#1「古代中世史を考える」を見てましたよ、リアルタイムだとえーと、5月3日、集中放送のものをまとめて録画しているので現在消化中です、正直なところ、五味文彦氏が担当していたので期待はしていたのですが(いやでも地味だよ、題材が、ただ題材のわりには結構面白いと思いますが地味です)(私はそういうのが好き)。
なんか初っ端から藤原京を発掘していたり、へー、と思っていたら古代から中世に掛けての大宰府から始まった博多の歴史を語り始めていて正直びっくり。
ぶっちゃけ、だいたい半年くらい掛けて集めたみたいな情報が詰まってました、いや、自分で読んでないとさすがに頭には入っては来なかったと思うんだけども、初回の内容がいきなり「自然発生的に現れた町の形成としての博多の歴史」だとは思わなかったんですよ、私のためみたいな番組ですね!
で、きっと藤原京も今後出てくるんだよね、わーい、楽しみ(ノ´∀`*)♪
ていうか最初から中世って資料少ないんじゃよな、みたいなところから始まったので、とてもじゃないけど素人向けではないよね、そこが好きなんだけどね。
紙で書かれたものは裏紙が利用されたのくらいしか残ってないけども、木簡に書かれたものはわりと条件が整えば残存したんだよん、とか、遺跡の発掘によって藤原京が今まで短期間で放棄されたことと、背後に山を控えていることから小さな都市だったと思われていたものの、意外とでかかったよね、とか。
 
ところで私貿易が一応禁止されてたはずだとか、大宰府が流刑先だったんだよ、みたいな従来説を完全に無視っていい感じに儲けてたよー、とすんごいさらっと言ってました、ええ、今後も楽しみです、ていうかこの地域の本も出そうぜ!

4月3日めも。

「もっと知りたい茨城県の歴史」歴史新書の読了、ですにゃん、さすがにあれ、水戸藩目当てで見てって数冊目なので(しかもかなりしょうもない理由っていうか、燭台切さんのいたところのはず! みたいな)(さすがにそこは史料残ってんだろ曖昧表記しなくても)、面白いことはないんですが、他でも書いてたんですが宮城県と印象が似てる、で、あっちでは伊達家と伊達政宗氏っていう本当に良縁があったものの、こちらは、なんだ、水戸徳川家ってやっぱり読めば読むほど微妙だ…。
今回は、光圀公がやっていた史書編纂が藩財政を破綻させていたことが彼の死後に判明した! ということが、よく全くの謎とされている隠居後の老中の切捨て事件と絡めて語られていたんですが、ああ、うん、なんの証拠もなくてもその順番で並べられてると可能性としては十分ありえそうだよなぁこれ、さすがに。
というか史書を作ったのも自分たちの存在感というか、地位を喧伝するためだって言われてるからなぁ。
なんかもう、なんでこんな初期から破綻していて幕末までわりと持ったのか、というのがだんだんわからなくなって来ているんですが、しかも参勤交代がないのにそれ以上のお金が掛かる江戸生活。
それも家格以上の生活が常態って、周囲からどう思われてたんだろうマジで…。
 
もちろんこの本自体は他の時代も触れられてるんですが、佐竹氏が、源氏の分家で平氏に味方したみたいな展開になっていたので、うん、ちょっと影が薄い。
武田氏を輩出しているんですが私も甲斐のイメージでした。
いろんなジャンルに関わる人を輩出してるって意味ではガチだったよ!!

4月4日めも。

『信長の血脈』の読了ですねん、ていうか、私が読みたかったのは信長「の」血統だったので、前の時代というか、足利三管領の一つ、斯波氏の分家であって、みたいな部分と、若い頃の身内総当たりみたいな裏切られっぷりでした。
信長の「血統」でした、日本語むつかしいね、彼の息子や妹や弟の子だったよ。
この人の直系が残っていないのはなんとなく知っていたんですが、ここまで人数がっつりいたとは知らなかったよ…全部の系統が死に絶えてるのはちょっと不気味。
 
まあ、ものすごくざっくり言ってしまうと2016年大河の『真田丸』では真田家視点から見ているものが、秀吉や織田家視点で見ることになるというか、あ、ここでこういうことやっていたのかー、というのがだいぶ違う印象で。
でもこの本読んでるとわりとあの大河の描かれ方は納得しないでもないなぁ。
そういや私、昔伊達政宗の本を読んでいる時に秀吉氏から逃げ回ってるのがなんだかわからなかったんですが、訪ねるということがそのまま臣従ということになるのね…、最近読んでいてかなり当たり前の前提知識とされているので、若干恥ずかしい気持ちに。
(大河とか見ててもそうなんだけど、地位が低い場合は特にそういうことがないしね、大名クラスにあんまり興味なかったからなぁ、正直。)
この本はまあ全体的に、秀吉はあくまでも信長個人への忠誠しか感じてなかったんじゃないのかなぁ、というところに到達していたように思うんですが。
そういう意味でそこの忠誠心に関しては本気だったのかなぁ、という気もしないでもない、例の朝鮮征伐も、あくまでも信長の意思って言われたほうがしっくり来るかな。秀吉氏、外交の基礎知らなかったぽかったからな…うん(他の本参照)。

4月5日めも。

『伊達政宗の戦闘部隊-戦う百姓たちの合戦史』歴史新書yの読了ですー、リアルタイムで5月5日ですね、やっとこ17冊を読み終わったので最後の1冊のレビューをぽちぽち打っているような感じです。
で、まあ、読書メーターでもぽちぽちと打ってきたんですが、タイトルとは全く違う許せん的なことをぶっちぶっちと言われていたんですが、サブタイトルを見ればわりとわかるというか、両方見れば普通にわかるような気もするんだけどね。
すごく要するにこのジャンルに関してはまだ資料精査がされていないので、一つの体裁としてまず整えていた、というのがこの本なのだと思うので結論らしい結論が存在せず、強いて言えば「土地があっても農民がおらんと収入がなく、農民の要求である土地を手に入れるために各地の武将たちは戦わなくてはならなかった」みたいな、文句を言われててもまあ仕方ないよなさすがに! というところに到達していました。
私は好きなので全然構わないんですけどねー、私は好き。
 
後半でこの地(というかのちの会津)に転封させられてしまった上杉氏と、この地にいる伊達氏とで対決していたのですが、やっぱり古くからいるほうが圧倒的有利ってことなんだろうなぁ、という気も。
とはいえ、先祖伝来の土地を取り戻すことは出来なかったので、どうなんだろうね、わざと引き離されたって認識したほうがいいんだろうな。
んで、その理由がなんでかっていうと、農民と結び付いてると強いからだろうね、このレーベルの「江戸300藩」でも思ったけど、能力の有無よりも土地の理解みたいな面はなぁ、どうしてもあったからな、やっぱりこっち視点の本がいいよね。

4月6日めも。

『長篠の戦い-信長の勝因・勝頼の敗因』歴史新書y001の読了、この歴史新書「y」というのがなんのことなのかはわからないながら新レーベルの1冊目ということでいいのかなぁ、で、ものすごくざっくり言うと半ば予想していたもののいまいち!
このレーベルってわりと最近読み始めまして、正直いい内容だよなぁ、とは思っているものの定説とか学説にあんまり従ってないんですよね。
だから逆にいい内容になってるとも言えるんだけども。
その場合に悪くない内容ってことは、理由はいくつかありえるでしょうが、一番ありうる可能性としてはあくまで内部の蓄積によるんじゃないのかなー、と見当を付けていたとかそういう感じです。
(私の好きな経済紙である『東洋経済』と『ダイヤモンド』もそういうことなんだろうなと思ってるんですよね、前にした取材をきちんと覚えてる、あくまでそれだけ。)
 
てかまあ、正直なところくどい、なんかくどい。
が、ここまで既存の学説に振り回されていると愚痴りたくなる気持ちくらいはわからないでもないのでそこまで責めたくもないんですけどねー。
私もこの手の定説みたいなものに結構困ることはあるしね、なんだろうねあれ。
どっちかというと資料廻りの本みたいな感じでしたので、正直なところ戦の勝敗を別けた要因にはさして触れられていなかったような。
織田信長を低く評価する必要はないけども、すでに火縄銃は一般的に使われていたし、武田勝頼が銃を大量に手に入れるとか地の利的に無理だろ冷静に考えろよ、みたいな部分は納得、あ、いや、説は全体的に良かったんだけどねww

4月7日めも。

『邪馬台国と「鉄の道」-日本の原形を探究する』歴史新書y015の読了、うん、やっぱりこのレーベル、もう少しあとにならないと駄目だわ、あとあんまり有名なのは避けたほうがいいかもしれない、と思わないでもなかったものの。
「鉄の道」って言われるとさすがにちょっと期待しちゃうじゃない。
で、鉄が大陸からやって来て、硫黄を日本から返したんじゃないかな、というのは面白いと思うんですよね、交易するんなら日本側もなんか出したはずだろ! などの部分は全くもってごもっともだと思うんだよ。
だがしかし、さすがに「ス」が硫黄って言われてもなぁ。
それがありえるのだとしてももう少しくらいは説明欲しかったんだけども。
あと、この人の説明を聞いていると日本には金属神以外には存在しておらんのか、という気がしてくるのでもう少しフォローが欲しかったというのもありますww
けど実際のところ金属関係の神話かもなぁ、というものは意外と数があるのでそれだってもうちょっと丁寧に扱ってくれてたら良かったと思うんだよね。
 
なんかかなり唐突に始まっていた卑弥呼は女であることを利用し、というのも、なんともわかりにくい内容になってはいたものの、要するに女が首長であるということによってそこに属する複数の勢力に侵略を行わないということを信じさせやすかった、という言い方をしてくれればわかりやすいんですよ。
日本でたびたび「つなぎ」の存在として女性の首長が存在したというのもそういう意味で捉えてるんだと思うしね、ただ、それが文章から読み取りにくい。
面白い部分はあったんですが、なにもかも粗雑でした、なんか勿体無い。

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