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雑記:とうらぶその他、66 †
11月29日めも。 †
『寺社勢力の中世-無縁・有縁・移民』の読了っす、あれですねー、この少し前に読んでいた『寺社勢力』のほうが面白かったですー、攻撃力の高低って当人の戦闘意志の強さにはあんまり左右されないですね。
当人がむしろめっちゃ控えめなつもりなくらいなのに周囲が壊滅状態になるみたいなののほうが攻撃力が強いって言うよね、いやなんの話かっていうと現時点での研究に対しての批判という意味ですが。
なんというか…中世研究の一派の人たちは普通に寺院が特別な位置を占めてるって話出してきてるからね、ちょっと時代が遅かった気もします。
えええ、確かに今もあんまり寺院のこと触れてない人たちもいるけど、載ってる本もかなりあるよー? そこに喧嘩売っても…周囲ちゃんと見てないのかしら、という気分になってしまうので、もうちょっと腰が低いほうが読みやすかったかなぁ、と。
まあただ、実際なんか寺院関係に触れてない本も残ってるっちゃあ残ってるんだけどね、ぶっちゃけ中世の本を読み慣れてる人だとなんだかなぁ、となるのも仕方ない気もするかなぁ、というか中世の本って真面目に中間がない、気がする。
(そういう意味だとこの本は素人にも読めるのかも。)
とはいえ、鎌倉幕府が宗教との距離が適切というか、御用寺社ってほどでもないし、権門ってわけでもないし、どちらかというと朝廷から見た鎌倉幕府が若干有力寺社にも似た態度みたいに見えるってのはなんか面白い話だったなぁ。確かになんか距離感が違うよね。
そしてあと、中世的な社会には寺院の持つ巨大な無縁空間が必須であって、戦国時代に潰そうとしてたのはそこだったのだろうとは思えないでもなかったな。
11月30日めも。 †
『秀吉の出自と出世伝説』歴史新書y038の読了なのですよ、で、すごくざっくり新説もなれけば最新研究もなく、新しい視点もないのですが、ただ当時の生活に関してをかなり細かく砕いて盛り込んでいるので十分面白く。
結論は出ないんだけども別にこの程度で手打ちしてもいいんじゃないかな、という納得に至れるんじゃないのかなぁこれ。
が、まああれ、明るい庶民的な性格としてドラマで描かれてるのはどうなんだ、というところまでは確かに納得出来るものの(なんか変に残酷な逸話とか残ってるしね)、暗い人格だったはずだー、と言われるとそれもそれで大概に微妙。
かなり下からのし上がっていったりとか、女を味方に付けられる人が暗くて成立するのかなぁ、というのが素直なところだよなぁ。
結局のところ今ある情報だとほとんど断言出来るところがないというのが全てにおいての結論ではないかなと思うんですけどもね、よく考えたらなんでそんなところまで再現しなきゃならんのだよドラマはそれぞれ自分が信じる方向で好きにやれ(情報に反しない程度、というか、幾つか無視するくらい別に構わないと思うんだ)。
みたいな。
歴史読む上でどんな人物だったのかというのが結構重要視されているところはあると思うんだけど、なんか全体的な流れとしてうーん、そもそも性格を知ろうとしたり、どこ出身だとかどうやって生きてきたのか、どうもなんか、枝葉なような。
いや、家柄があってそれを利用したとか、それこそ商人の経験が役に立った、まではいいのよね、暗かったような気がする、では駄目なのかしらね、ううん。
Tag: とうらぶ雑記
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