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ゲーム:刀剣乱舞、その23 のバックアップ(No.3)

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ゲーム:刀剣乱舞、その23

8月22日めも。

読みなおす日本史の『安芸毛利一族』読了、正直このシリーズって時々見掛けるものの意味がよくわかってなかったんですが、古い本の刊行し直しってことでいいんでしょうか、ところでなんでこの毛利家の本を読んだのかというと【一期一振】がここから来て、【厚藤四郎】がここの分家に行ったからですよ!
ただ分家も本家もそんなに変わらねーなここ?
(何度か家が別れてるけど正直全部生き残り対策みたいなので徹底してる。)
ぶっちゃけこれ読んだところで前後の事情がわかるとかは特に期待していなかったものの、毛利家がなんかすごく独特の方針を貫いた家だったことくらいしかわからなかった気がします。鎌倉武士団の出って、なんで中国地方にいるのか忘れましたよさすがにそこは覚えておけよって気もするけど中央避ける方針のほうが徹底してんだもん!!
広島から九州に行ったのは知ってるけども、広島から引き剥がして九州の長州ってなんかすげー半端な力の削り方だよな、と思わないでもない。あれですね、江戸時代の初期の頃によくあった国替えだよね、でも他でも書いたけど、もともと中国地方なのにもこもこと大きくなった家をもっと地方に飛ばすっても限度があるよね。
まあなんなら東北の地に置くって手もあるけど、東北だと道で江戸まで直結してるから「わざわざ」置くってのもなんかねぇな。
むしろこの家、ど真ん中に置いて周囲との揉め事さすべきじゃなかったのかな。
ていうかあれですね、長州藩だよね、毛利家。倒幕じゃん、やっぱり駄目だったんだな!
 
で、なんで一期一振とか持ってたんだろうね(戦場では拾えないよね)、この刀ってそれ以前の記録とかねぇのかな、あと厚藤四郎も多分その引き換えだなやっぱ。

8月23日めも。

『ジュニア 日本の美術-復古と新風 鎌倉・室町時代』読了、昭和46年の刊行だから仕方ないけどいくらなんでも古すぎたので密林にデータ残ってないのも致し方ないよね! みたいな納得があったものの、本体である美術関係のところは特に古びてないのでちょっと勿体無いような気もしないでもないなぁ。
あれだね、読み終わってブックレビューを書く時点でもよくわかっていなかったものの、鎌倉時代の美術に関しては奈良(大和国、もしくは南都)の東大寺と興福寺がこんがり焼かれまして、その復興をわりと全国的に行った、みたいなことがあったようなんですがその時点での仏師が運慶・快慶とかなので、ああなるほど、みたいな納得が。
あとあれ、室町時代においてはどうも禅宗がかなり幅を利かせてたらしく、雪舟が禅僧ですね、あの人は「絵の上手い坊さん」という認識でいいと思うんだけどね。禅宗では生活の全てが修行なので別に絵を極めても問題ないというか。
 
で、一応日本刀の検索で引っ掛けたのでそれも載っていたものの、知ってる方が書いていたせいで新味はなし、まあ、こんな短いところで新味出されても困るけど。
鎌倉が刀剣としては最高峰であるという評価の理由くらいはちょっとくらい触れて欲しかった気がするんだけど謎なんでしょうかね、実戦で太刀が必要だった時代だと思うんですが昭和46年だとまだその辺を求めるのが難しいのか。
この本を読んでいて、権門寺社を調べるにはむしろそこが持ってる美術品や仏像などの本を見たほうが早いんじゃないかな、という結論になったのですが。相変わらずだな、物があるほうが強いんだよな常に!!
関係ないんですが東福寺と東興寺を勘違いしていて困ってます、東福寺ってなんだ?!

8月24日めも。

『図説 伊勢神宮』読了です、毎度御馴染みのふくろうの本です、いつもお世話になっております、時々なんか内容微妙だけど教科書的な意味なら許されるべきだと個人的には思っていますいろいろ。
で、正直いまいちかな、と思っていたんですが、よく考えたら伊勢神宮を取り巻く権力構造の変化みたいなものを主に語っていたのでまあなんだ、これはこれで。
でも、いまいち目当ての部分はないかなー、という気もする。
お抱え刀工とかはいるんですけどね、なんだろう、今までで一番遠いような。
とはいえまあ、今後はここを外して読んで行けばいいかな、という程度のことで済むかな、大雑把に斎宮の存在によって完全に天皇家と運命を共にし、中世の頃にはこの地域を支配していた伊勢国司の北畠氏(守護職も他にいたんだけどもあんまり定まらなかったみたいですよ、なんか鎌倉の有力な家がごろごろ並んでいたわりに)。
で、その北畠氏が織田信長に滅ぼされて、豊臣秀吉の時代には「山田(ようだ)奉行所」というのが作られて、まあまあ自治やっていたんじゃないのかなぁ。直轄地とかに時々置いてあるんだけど、行政+裁判の場所みたいな感じです、この奉行所。
(江戸のドラマとかで出てくる南町奉行所とか長崎奉行所もまあ同じ意味よ。)
 
というか一応岩清水八幡宮とか春日社とかと括られていたので読んではみたものの、よく考えたらめっさ煩い他の2社と比べて特に自己主張してる様子もないというか、やっぱり天皇家と一心同体っぽいので特に勘定に入れなくてもいいのかなぁ。
江戸時代になると「伊勢詣で」が盛んになるのでつい忘れるんですが、正直特に動向に気を払う必要もなさそうかな。まあ収蔵美術品を読むとかの時には数に入れよう。

8月25日めも。

『日本史に出てくる 官職と位階のことがわかる本』読了、そういや私別に、【日本号】が正三位だからこの本を借りたわけではなかったものの(鋳物師とか刀鍛冶が結構官位持ってるからその意味を知りたかったというか)、今まとめてて気付きましたけど、山とか神とか動物とかの官位には触れてたけど槍のはなかったよ!
わりと話としては面白いだろうと思うんだけども、取り入れられ損ねたかしら。
あ、あとわりとどうでもいいんですけども、【蜂須賀虎徹】さんとこの蜂須賀さんのところが正三位でした、従三位はそこそこいたけど、正三位はかなり少なかったしそれよりも上は一人しかいなかったからやっぱり蜂須賀家ってだいぶ偉いよね。
(まあ近代史読んでるとわりと頻繁に出てくるので知ってる人は知ってると思うけど。)
ただしなんで偉いんだかがよくわかってないですすみません、ていうか、蜂須賀さん家って松平氏なんだけどもこの「松平氏」がよくわかってない。江戸の始めくらいに名乗ることを許されたとかそういう話だったっけ、前田家も松平氏だったりとかそんな感じ。
多分検索すればざくっとわかる部分もあるのですが保留にしておきます、最近ますますネットがあてにならなくなったというか、本がわりと信用出来ない。辛い。
 
基本的にはわりとこの程度なら知ってるかなー、という内容が多かったものの、「神」に官位を与えていたというのを知らなくてびっくり。順列付けてるのはわりと知ってたんだけども、これ要するに神社に対しての官位ってことでいいのかなぁ?
中国の官位は官職とセットなのであんまりそういう例がないらしいんですが、日本だと個人なのでいろんなところに付いてるよなぁ、ものすごく盛んに切り売りされてるし、値崩れと資金回収のシステムの瓦解が問題視って本も読んだことありますね…。

8月26日めも。

『日本の美術460 光悦と本阿弥流の人々』なんかこう釈然としないんだよなこの著者さん、みたいな感じにこの本のブックレビューをぽちぽちとまとめていたんですが、書いているうちに、この著者さんってひょっとして本阿弥光悦に体制への反逆者であって欲しかったんじゃないのかなぁ、と考えたらわりと頭がすっきり。
あー、そう受け取るとそんなに悪い内容でもなかったんじゃないのかなぁ、これ。
とはいえ、なんというか本阿弥さんところってずーーーーーっと刀目利きなんですよ、足利将軍に仕えて、現代まで刀目利き、なにかあると呼ばれる系。
歴史に疎いって言われてるわ、どうも自覚があったらしくて自分たちはちょっとそっちは苦手とか本当に言ってるわ、なんとなく受け答えもぽやんとしてて不思議系。
なんだけども、なんかこう、媚びないというか、権力者の機嫌よりも刀のほうが大事なんじゃないのかなぁ、と薄っすら思わせるようなところがある。で、それはどうも刀だけじゃなくて美術品だろうがなんだろうが美しいものに対してはそういうスタンスだったんじゃないのかなぁ、て私も考えてしまうんだよね。
この本でも歌仙三十六選の人選はそのままだけど和歌は一般的なものでなくて選び直し、並べ方もその時代に始めてされたもの、とか地味ながら冒険している。
 
そういうもろもろのところに対して反骨精神の持ち主だったんじゃないのか、という前提に立ってしまうのはわりとわからないでもないや。
でも、徳川家に睨まれていたんじゃないかってのはうーん、どうかなぁ?
光悦氏が徳川さんに貰った土地が不便だったからとか書かれていたものの、そこにあんまり褒められない人たちがなんとなく溜まってたんじゃないのかなぁ案外…。

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