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雑記:とうらぶその他、57 のバックアップ(No.3)

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雑記:とうらぶその他、57

9月15日めも。

『神社でたどる「江戸・東京」歴史散歩』歴史新書、の読了でーす、というかこれさえ書いてしまえばあとは残り3冊を読み終わりさえすればいいんですけどね、手元にない状態で書く必要もないような気もするんですが手間は増えるし。
同じジャンルの場合は、被るジャンルの本をまとめてから読んだりはします。
 
で、あれ、結構何冊か読んでる著者さんのですが、わりと新味の期待とかはしてないんですよね、ただ、なんかそれなりにどの段階でも面白く読めるんだよなぁ。
私あんまり、手広く本を書いてる方って信用してないようなところがあるんですが、どのジャンルにおいても変に踏み込んだことは言わない、いい意味で教科書的な少し古い説であっても堅実にわかってる部分を重視している。
その上で手広くやってるってのが積み重なってる感じでいいのかも。
この本でも、読み終わった時点でも知らないことはないのになぜか面白く読めたんですが(反面、普段読んでるような神社の本だったら書いてあることが結構ぽつぽつ欠けてた)、それがなにかというと多分御霊信仰で、要するにどうもこの土地の敗者に寛容な気質を御霊信仰、平将門だの菅原道真の時代から連綿と受け継いで来たってことをそれとなく示そうとしてたんじゃないのかなー、という気が。
菅原道真と関係する土地かってのは、あれ、何人もいた息子の三男が流されて来た土地とが関係が深いかどうかはまあ意見が別れるであろうものの、確かにこの多摩を含んだところだと歓迎されていたような気はするなぁww
というか言われてみると天満宮多いよなぁ、あと北野(京王線に駅があるの)という土地もひょっとしてそれじゃなかったっけ、あ、やっぱりあるね、北野天満社。

9月16日めも。

『京都・国宝浪漫』#71「国宝・山門の魅力と癒やしの庭園~東福寺」で、えーと、前にも見てるからいいか、次の回でもう一回時間とチャンネルを記録しよう…。
この東福寺は1939年の段階で修復をしてるんですが、正直どういう文脈だったのかちょっとわかんないな、終戦が1945年なので、戦時中だよなぁ。
で、まあこの番組の中で「昭和を代表する作庭家」と言われていたのにも関わらずお金がなかったので永代供養料にします、というような条件で庭造りを重森三玲氏が引き受けていたのでもうちょっと安い相手に頼むのがまず先なんじゃ?! と正直思っちゃったんですが、条件として出したのが一個だけ(北斗七星を作って、だっけかな)というだけであとはひたすら自由に作っていたらしいし、これ正直、そう短期間では作れないよなぁ、と思って念のために検索してみたんですが代表作のトップバッターでした。
あ、うん、なんかこう、この庭を造ったためにむしろ昭和を代表することになったのかな、と番組聞いてる間に感じるようになっていたんですが、そもそも有名になったきっかけってほうが正しいのかもしれない、大変失礼しました...orz
 
てかあれ、九条…なんだっけ、兼実しか出てこないんですが(この人だけ何度もエンカウントするんだよ!)、まあその息子かなんかだったと思います。
禅寺の中ではだいぶ早いんだよとか、公家と新勢力が結び付いたんだよとか、父親がむしろ東大寺と興福寺の炎上からの復興を手掛けてたからその名前なんだろうなとか、いろいろ思い返しながら見てたんですが、無駄を徹底的に省く禅寺というコンセプトのわりには全体的に作りがごついな!? というのが正直な感想になりました。
どっちかというとごつい作りを有効利用って方向だよね、お庭も素敵でした。

9月17日めも。

『歴史と人間 '14』#10「メアリ・ウルストンクラフト-女性解放運動の先駆者-」の引き続きなのですが、現在リアルタイムで9月20日て現在とうらぶがメンテナンスをしているところで、私は録り貯めた放送大学の講義はなるべく見ようとして、うーん、次はなにを見るべかと迷っております。
放送大学以外の歴史番組はまあそんなに優先しなくてもいいような気もするし、でも間に挟んでいかないと早い時点で飽きそうだし! と思案なう。
えーと、この人物に関しては、男に騙されて騙されたのに仕事に付いて来てと言われたらほいほいと付いて行き、その後また騙されて自殺未遂を行い。
娘の生まれたのち11ヶ月で命を落とした、理由はなんだっけ思い出せない。
みたいな人生を、ちょっと残念じゃね? みたいな口調で語ってる人が印象的だったんですが悪い意味ではないです、めっちゃわかる、男性だけど、あの人はちゃんとしてる、ていうかそのあとでルソーの話をしていたんですが、なんじゃいこいつって感じだし、そもそも弱者視点に立つ人なんだろうね、尊敬出来る。
あ、そういや娘さんは『フランケンシュタイン』を書いた方みたいですね、なんか物の弾みで生まれた作品だっけ、家族全員有名人ですねー、みたいに言われてたんだけど夫氏の経歴を聞きそびれましたまあいいや。
 
というかよく考えたらフランス革命とアメリカ独立って言ってて奴隷開放って話になってるんだからその時代の人か!?
確かあれ、夫に見捨てられたら餓死するか娼婦をするか以外の道がない時代じゃなかったっけか、次の時代だと家庭教師が選択肢に入るはず…まあ、仕方ない気もするかな…。

9月18日めも。

『権力の館を考える '16』#10「関西の館(1 大阪城天守閣と旧第四師団司令部庁舎」の引き続き、正直今まで見てきてわりと面白かったから後悔はしていないものの、なんでこんなに使用された時期が違うんだろう?? と思ってた直感は大事にすべきでしたね! まあ正直なところ完全に現代の話でした。
あれなー、そもそも現代中心の人だからしょうがないよね、御厨さん。
もうこの場合は「天主」でなくて天守閣で全然いいわけだな、なにしろ軍事利用されていた時代の話だしね、名実共に正しいとしか言い様がない。
 
大雑把に初っ端から公共性が高いのは欧米であるという認識がされているものの過去の城に関しては日本のほうがずっと公共利用されているんですよー、ということが語られていまして、ただ、とはいえ、間で軍隊が所有していたんですけどね?
だとか、街並みに対して自分の家を調和させるという発想がないというようなこともついでに語られていましたが、まあまあ、それはそれで。
日本だと正直、ある程度歩くと公園だの神社だの寺だの出てくるからそっちに気が取られるし、欧州のみっちり詰まった建築様式とはまた別のものって気もしないでもないしなぁ(いや、ちゃんとしたものを見たことがあるわけでもないですが、模しただけのところでも結構な威圧感が)、あそこで調和取ろうとする意思もわかるっていうか自然発生的なものだっていう気もしないでもないしね、いやそういう回でもないですが。
要するに大阪に公園が欲しい土地がない、大阪城があるじゃないかあれは陸軍の土地だ、陸軍さーん、そこにある大阪城を改築するって名目で寄付金募ってそちらの宿舎をついでに建て替えませーん? みたいな、わりといい感じに騙されてました陸軍。悪くない。

9月19日めも。

『せいこうの歴史再考』#12 歌舞伎~東京~、です、また日付書き写し忘れた、あ、あと多分近日中に家を移動するのでどこまで録画が消化出来るのかわかりません、冷蔵庫の中身も調整していかないとなぁ。
バナナと鶏肉がちょっとね、あるんですよね、あとニラも欲しいな…。
えーと、そうでなくて歌舞伎なんですが、そういやこの番組ってよく考えたら経済視点による考え直しだったっけか、そっか、それで前回(多分再放送なので順番ばらばら)の千利休もビジネス観点での解釈になっていたのか、なるほどなるほど。
まあこの歌舞伎っていうと、そういや最近吉原テーマの番組も見たばかりだという気がするのですが(このチャンネルだっけ隣のチャンネルだっけ)、芝居小屋、吉原、朝市が金が落ちる場所って言われてたんじゃなかったっけ、朝市じゃなかったかもしれないけどその辺です、市場? なんだっけか。
 
とはいえ、あんまり知らないこともなかったんですが、今でいうVIP席がどんどん増えてったとかその値段差が3倍くらいだったとか、幕の内弁当もかなり高かったとか。
役者が着てた着物の柄がめっちゃ流行って現在まで「市松」模様として残っているとか、ところで白と緑って、本当に当時からあの発色だったんだろうか、だいぶ現代的な人工色に見えるんだけども、謎がいっぱいです。
芝居絵も売れたんだよん、とか歌舞伎コンセプト茶店があったとか、タイアップ広告で商品宣伝も歌舞伎役者の絵でやったとか、風景画と役者! みたいなシリーズがあったとか、今見てもどこがいいんだろうと思うところが現代と一緒ですね!
風景画の良さも役者絵の良さもわかるよ、合わせるの意味あんの?! とは思う。

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